2006年8月24日、ヤンバルクイナが交通事故で死亡したことが確認されました。今年に入ってすでに10羽目になります。
鳥類でありながら飛ぶことのできないヤンバルクイナにとって、道路は歩いて横断するしかありません。そのため、交通事故による被害が後を絶たないのが現状です。ヤンバルクイナの生息域には、注意を呼びかける標識が立っていますが、カーブが多い山道であるため、視界は悪いのです。また、小雨が降っているときや、雨上がりなどはヤンバルクイナの活動が活発になるので、更なる注意が必要になってきます。
たった1羽、と思うかもしれませんが、もはやその1羽は700分の1羽なのです。たった1羽でも、ヤンバルクイナたちにとって大変なダメージになるのです。絶滅が心配され、保護しよう、という活動が本格化しつつある中で、肝心の人間の不注意でその数を減らしてしまっては元も子もありません。やんばるの森をドライブする時には、速度を落とし、常にヤンバルクイナが横断してくるかも知れない、という意識を持って運転してもらいたいです。
鳥類でありながら飛ぶことのできないヤンバルクイナにとって、道路は歩いて横断するしかありません。そのため、交通事故による被害が後を絶たないのが現状です。ヤンバルクイナの生息域には、注意を呼びかける標識が立っていますが、カーブが多い山道であるため、視界は悪いのです。また、小雨が降っているときや、雨上がりなどはヤンバルクイナの活動が活発になるので、更なる注意が必要になってきます。
たった1羽、と思うかもしれませんが、もはやその1羽は700分の1羽なのです。たった1羽でも、ヤンバルクイナたちにとって大変なダメージになるのです。絶滅が心配され、保護しよう、という活動が本格化しつつある中で、肝心の人間の不注意でその数を減らしてしまっては元も子もありません。やんばるの森をドライブする時には、速度を落とし、常にヤンバルクイナが横断してくるかも知れない、という意識を持って運転してもらいたいです。
PR
交代で卵を温めるヤンバルクイナのつがいが、2006年6月17日、山階鳥類研究所によって初めて撮影されました。
撮影されたのは、国頭村の西銘岳付近の巣。4月中旬に生んだ3個の卵を雄と雌が交代で温めていて、夜間に卵を抱いていた雄が、朝になって巣に戻った雌と交代するところが、ビデオと静止画によって撮影されました。卵は撮影の5日後にひとつが孵化したということです。
今回撮影された雌は2004年と2005年にも繁殖が確認されていますが、過去2回の相手はいずれも今年の個体とは異なる個体だったらしいです。2004年の雄はすでに死亡が確認されていて、2005年の雄も何らかの理由で死亡したのではないかと考えられています。
撮影されたのは、国頭村の西銘岳付近の巣。4月中旬に生んだ3個の卵を雄と雌が交代で温めていて、夜間に卵を抱いていた雄が、朝になって巣に戻った雌と交代するところが、ビデオと静止画によって撮影されました。卵は撮影の5日後にひとつが孵化したということです。
今回撮影された雌は2004年と2005年にも繁殖が確認されていますが、過去2回の相手はいずれも今年の個体とは異なる個体だったらしいです。2004年の雄はすでに死亡が確認されていて、2005年の雄も何らかの理由で死亡したのではないかと考えられています。
参考記事:QAB琉球朝日放送
2006年6月2日、国頭村の県道で交通事故に遭い怪我をしたヤンバルクイナが発見されました。この事故で今年の事故は8件目。これは、件数が過去最悪だった去年を上回る勢いです。
午前8時半ごろ、国頭村安田の県道2号で道路に倒れているヤンバルクイナを、通りかかった地元の人が発見しました。怪我をしたヤンバルクイナは、安田にあるヤンバルクイナ救急センターに運ばれた後、うるま市の動物病院で手当てを受けたということです。車にはねられたとみられるヤンバルクイナは、下半身が麻痺している状態だったといいます。
このように、ヤンバルクイナの交通事故のほとんどは、道路に飛び出したヤンバルクイナに気づかずはねてしまうことによるものが多いとされています。環境省やんばる野生生物自然保護センターでは、ヤンバルクイナの繁殖時期にあたるこの時期、やんばるの道をゆっくり走ってほしい、とドライバーに注意を呼びかけています。悲惨な事故が、少しでも減ることを願っています。
2006年6月2日、国頭村の県道で交通事故に遭い怪我をしたヤンバルクイナが発見されました。この事故で今年の事故は8件目。これは、件数が過去最悪だった去年を上回る勢いです。
午前8時半ごろ、国頭村安田の県道2号で道路に倒れているヤンバルクイナを、通りかかった地元の人が発見しました。怪我をしたヤンバルクイナは、安田にあるヤンバルクイナ救急センターに運ばれた後、うるま市の動物病院で手当てを受けたということです。車にはねられたとみられるヤンバルクイナは、下半身が麻痺している状態だったといいます。
このように、ヤンバルクイナの交通事故のほとんどは、道路に飛び出したヤンバルクイナに気づかずはねてしまうことによるものが多いとされています。環境省やんばる野生生物自然保護センターでは、ヤンバルクイナの繁殖時期にあたるこの時期、やんばるの道をゆっくり走ってほしい、とドライバーに注意を呼びかけています。悲惨な事故が、少しでも減ることを願っています。
参考記事:QAB琉球朝日放送
ヤンバルクイナの保護団体が、保護された卵の人工孵化に相次いで成功しました。誕生したヒナは、順調に成育しているそうです。人工孵化に成功したのは、4月下旬と5月上旬にかけて見つかったヤンバルクイナの卵6個で、5月7日と8日にヒナが孵化しました。
卵は、NPO法人「どうぶつたちの病院」のメンバーが見つけたものです。保護された卵は、親鳥が育卵を放棄した卵や、巣が目立つところにあるためにカラスに捕食される恐れがある卵で、緊急に保護され、うるま市の動物病院で人工孵化が試みられていました。
人工孵化の例は、これで5例目となり、誕生したヒナ6羽は羽化から3週目のこの時点も順調に育ち、関係者はヒナの成長に期待を寄せています。
しかし、そんな明るいニュースの一方、5月28日午前、国頭村奥の県道70号で、交通事故によって死亡しているヤンバルクイナが発見されました。エサを食べている途中にひかれたとみられ、これはこの時点で7羽目の死亡例となり、関係者の危機感を募らせる結果となっています。
ヤンバルクイナの保護団体が、保護された卵の人工孵化に相次いで成功しました。誕生したヒナは、順調に成育しているそうです。人工孵化に成功したのは、4月下旬と5月上旬にかけて見つかったヤンバルクイナの卵6個で、5月7日と8日にヒナが孵化しました。
卵は、NPO法人「どうぶつたちの病院」のメンバーが見つけたものです。保護された卵は、親鳥が育卵を放棄した卵や、巣が目立つところにあるためにカラスに捕食される恐れがある卵で、緊急に保護され、うるま市の動物病院で人工孵化が試みられていました。
人工孵化の例は、これで5例目となり、誕生したヒナ6羽は羽化から3週目のこの時点も順調に育ち、関係者はヒナの成長に期待を寄せています。
しかし、そんな明るいニュースの一方、5月28日午前、国頭村奥の県道70号で、交通事故によって死亡しているヤンバルクイナが発見されました。エサを食べている途中にひかれたとみられ、これはこの時点で7羽目の死亡例となり、関係者の危機感を募らせる結果となっています。
参考記事:琉球新報
アメリカの環境保護団体が、アメリカの「種の保存法」にヤンバルクイナを絶滅危惧種として指定するよう、アメリカ政府に求める準備を進めているそうです。
一見『どうしてアメリカで?』と思いますよね。
でもよく考えると、沖縄の陸地の2割は米軍に占有されています。その環境保護団体『生物多様性センター(CBD)』からは、「米政府の政策がヤンバルや辺野古の豊かな自然の破壊につながっている」「絶滅危惧種のリストに登録されれば、米政府はいかなる悪影響からもその種を守らなければならなくなる」との指摘もあります。ヤンバルクイナが実際に種の保存法で指定されれば、やんばるの生態系保護に大きな意味があるとのこと。
もし実現すれば、救われる生き物はヤンバルクイナだけではないはず。私たちにとっては沖縄よりも遠いアメリカのことですが、ちょっと視野を広げて注目してみる価値は存分にありそうです!
- ABOUT
帝京科学大学のヤンバルクイナ保護推進同好会(通称Team917)です。
日本唯一の飛べない鳥、沖縄の絶滅危惧種・ヤンバルクイナに関するニュースをまとめています。